好きな競技は何でしょう?
ど~も!
ともみらです。
" 2020年 "の " 東京オリンピック " が近づいてきましたねぇ!
スポーツが盛り上がってます。
皆さんは、何のスポーツに注目していますか?
ともみらは、" 体操競技 " が好きなんです。
オリンピックの前哨戦として、" 世界体操 " が 10月8日 から始まります。
是非!見て下さいね。
と言っても、なかなか "見どころ" だったり、"ルール" だったり、
わかりませんよね?
大丈夫です!
このブログ記事を見れば、ある程度は理解できるようにしてみせます!
というのは、体操競技は、奥が深く、ルールが難しいところもあるのです。
採点競技というのも、ますます難しくしています。
まずは、わかりやすくて興味を持ってもらうことが大事です!
まず、
今年は、絶対王者だった " 内村航平 " 選手と、床のスペシャリスト " 白井健三 "選手が代表に入れていません。リオ代表が一人も入っていないのです。
おぉ~!
世代交代か??
その代わりに " 谷川兄弟 " とか " 高校生代表の橋本 " 選手という新しいメンバーが代表入りしてきましたね。
やっぱり世代交代か??
って思うじゃないですか、徐々に説明しますね。
まず、体操競技の " 前提知識 " をわかりやすく!
体操競技とは
いつ始まったのかという一般知識は、他でも情報がたくさんあるので、ここでは説明しませんが、" 日本のお家芸 " と言われています。
" 体操日本 " と言われた時期から、一度、" 低迷 " しました。
ともみらが子供の頃は、旧ソビエトが強すぎて、オリンピックに出るより、国の中の代表になる方が難しいと言われた時代でしたし、強い国の選手に、みんな憧れるのです。
そこから、日本は、ジュニア世代の強化に乗り出します。
" アテネオリンピック " で " 団体金メダル " を取りましたよね。
栄光の架橋だぁ~ は有名はフレーズですよね。
若かりし頃のともみらは、今と同じく " ITインフラエンジニア " をしていました。
まだまだ " ペーペーメンバー " だった頃で、サーバ や ネットワーク の 24時間365日 の監視メンバーをしていて、アテネオリンピックの当日は、前日から夜勤シフトの為に体を慣らす目的もあって、寝ないでオリンピックを見ていました。
朝方、" 金メダル " が取れそうだったので、超眠そうな " カミさん "を無理やり起こして、喜んだ記憶があります。
その後、絶対王者の " 内村航平 " 選手を中心に、" リオオリンピック " では " 悲願の団体金メダル " を取りました。
個人でも、ロンドン と リオ で " オリンピック 2 連覇 " を達成しました。
特に リオ では、" 逆転での優勝 " でしたので、多くの人の記憶に残っていることでしょう!
2020年は " 東京オリンピック " があるので、日本の " 代表選考も激化 " することでしょう。
体操競技の種類
体操は、" 団体 "と" 個人総合 "と" 種目別 " があります。
団体総合とは
- みんなでがんばろぉ!
他の団体競技と違うのは、団体とはいえ、一人ずつ演技します。
なので、厳密に言うと、個人種目ではありますが、バトンをつないでいくというイメージから "駅伝" をイメージするとわかりやすいでしょう。
個人総合とは
- オールラウンダーを決める!
すべてが " 1位 " じゃなくていいんです!
" 2位 " じゃだめなんですか? " 2位 " があってもいいんです。
全部の合計で 1 位 だったら優勝です。
種目別とは
- スペシャリストを決める!
" 専門職 " です。その種目のみ " 超得意 " って人が優勝します。
学校で例えると、
- クラス全員の合計点が一番高いクラスが金メダル(団体総合)
- 全教科の合計点が全クラスで1番 (個人総合)
- 国語だけがダントツで1位。だけど他は微妙 (スペシャリスト)
みたいな感じです。
種目数について
ちなみに、よく間違われるのは、" 男子の平行棒 " と " 女子の段違い平行棒 "
カミさんの友達は、男子の平行棒を見た時に、「リハビリで使う大きいやつ」って
言ってましたが、そういう覚え方でいいでしょう。
点数のつけ方
- 技の難しさを評価する D スコア(上限無し)
- 技のきれいさを評価する E スコア (10点からの減点方式)
という " 2 つの評価 " に分かれ、その " 合計点(D+E) " で競います。
10点満点!というのは、遠い昔のことで、今は、14点~16点 の間が、トップ選手の証 だと思ってもらえればよいです。
簡単に言うと、難しい技をやればそれだけ点数は稼げるけど、失敗したら減点するよ!
っていうことになります。だから、バランスも大事になってきます。
ともみらさぁ~ん!
じゃあ、難しい技を " バンバン" やって " 加点 " すれば、
減点は気にしなくていいんじゃない~
攻めなきゃねぇ~!
人生も体操もぉ~
はい!終了です!
そんな簡単なことではありません。
現在は、減点がとても厳しい のです。
一歩動いたら、0.1点減点というイメージはあってますが、大きく一歩動いたら、0.3点も減点されます。
着地が止まっても、めちゃくちゃ前かがみで何とか止まった着地は減点されます。
倒立(逆立ち)してる時に、肘が曲がっても減点されます。
鉄棒で離れ技して、鉄棒をつかむときに、手も肘も伸ばしてつかめば減点なしですが、少しでも肘が曲がったりしたら、減点されます。
なので、戦略が必要なのです。
2人の選手の例を考えてみましょう。
A選手は、イケイケ選手で難しい技をやりたい派!
攻めるのみで、少しぐらい汚い演技でもよいと思っている。
B選手は、危険を回避して、安全な技をやりたい派!
きれいな体操を目指し、ミスを少なくしたいと思っている。
世界基準では、Dスコアで " 7.0 " を取れる選手は、ほとんどいません。
ここでの例では、MAXとして Dスコア を " 7.0 点 " にしています。
Eスコアは、それほどの " 高難度な技をを完璧に決められる " 選手も "ほぼ" いないでしょう。
通常は普通に演技を通すと " 7点台 " です。ちなみに " 8点台" を出せれば " 一流 " です。9点台が出るのは、"超一流" です。
(例)
A選手
Dスコア : 7.0点
Eスコア : 7.0点
合計 14.0点
B選手
Dスコア : 6.0点
Eスコア : 8.5点
合計 14.5点
というイメージでいかがでしょうか。
必ずしも、難しい Dスコアが高い選手が勝てるとは限らないのす。
バランスを考えて、Dスコアを少し抑えて、Eスコアで勝負できるのです。
日本では、白井選手が Aのイメージで、内村選手が Bのイメージですね。
ただし、最近では、白井選手も Bのイメージの方にシフトしています。
それだけ、難しい技をやればよいというものではなく、綺麗さも求められるようになっているのです。
審判のイメージ
ともみらの勝手な審判のイメージですが、審判には、
- Dスコアを見る審判 (技の難しさを評価)
- Eスコアを見る審判 (技のきれいさを評価)
がいます。
Dスコア は、" 加点 " を見つける人です。
Eスコア は、" 減点 " を見つける人です。
だから、なんとなく、
Dスコアは、良いところを見つけてくれる人(良い人)
Eスコアは、悪いところを見つけてくれる人(悪い人)
というような勝手なイメージを持っています。
そういう見方もおもしろいですよ。
演技の構成はどうなっているの?
体操の演技構成はどうなるのかと言うと、
跳馬は、走って飛んで、技をやって着地するので 1つの技での演技構成ですが、その他の種目は、10種類の技を組み合わせて演技をすることになります。
・床、あん馬、つり輪、平行棒、鉄棒
10種類の違う技を組みあわせて演技
10種類以上の技をやってもOKだが、難度の高い順から10個の技となる。
・跳馬
1つの技で演技
技の難度(難しさ)について
簡単な " A難度 " から、超難しい " I 難度 " まであります。
- A難度:0.1点
- B難度:0.2点
- C難度:0.3点
- D難度:0.4点
- E難度:0.5点
- F難度:0.6点
- G難度:0.7点
- H難度: 0.8点
- I 難度 :0.9点
なので、
" A 難度 " 0.1点 の技を 10種類やった場合、" 1.0点 " が Dスコアになります。
極論ですが、
" H 難度 " 0.8点 を 10種類やった場合、" 8.0点 " となりますが、そんな選手は見たことがありません。
大体、組み合わせで、" 最高でも 7.0 点 " ぐらいです。
日本代表でも、Dスコアは 5点台後半~6点台です。
10種類の技が全て最高難度だった場合、体力的にも精神的にも、相当な負担です。
ただ、こんな構成はできませんので、 超難しい技 ( G , I ) と、難しい技 ( E , F ) と、普通の技 ( C , D ) との組み合わせで勝負するのです。
昔は、" C難度 " が " 最高難度 " だった時代は、それよりも難しい技をすると、" D難度" がなかったので、" ウルトラC " とか呼ばれていました。その時代からの技の進化は目覚ましいものがあります。
体の姿勢も難度に影響します。
抱え込み(膝を曲げる)よりも、屈伸姿勢や、伸身姿勢の方が難度が上がる
連続技だと加点される
同じ技の連続だったり、異なる技の連続で加点がもらえます。
厳密にはいろいろありますが、簡単に説明すると、
仮に 床演技で " 前回り " を " A難度 " とします。
これを " 連続 " でやると " 加点 " がもらえるのです。
A+Aで連続して 0.1 の加点 とかね。この場合、2回目の A は B に格上げされます。
前転してから、すぐ前転!
連続攻撃だなぁ~!
よし!点数をあげよう!
ってことになるのです。
八百屋でオレンジ 1 個買おうか、2 個買おうかって迷ったあげく、2 個(連続)買ったら、八百屋のオヤジが、もう 1 個おまけ(加点)しとくわ~って感じです。
技の名前はどうやってつけられるの?
世界で初めて国際大会で成功 した時に名前がつけられます!
ポイントは、以下の2つになります。
- 世界で初めて行う
- 国際大会で成功
なので、日本国内の試合ではダメで、代表になって国際大会で披露しないとダメなわけです。
だから、白井健三選手は、日本代表で国際試合に出て、自分の名前の技をたくさん持っているのです。
ちなみに、意外かもしれませんが、内村選手は " ウチムラ " という自分の名前のついた名前の技を持っていません。
これは、失敗しない " きれいなオールラウンダー " 選手である 内村選手 にとっては当然のことで、体操は 6種目の合計で競うものだから、失敗のリスクのあるスペシャルな技は必要ないのです。(本音はやりたいと思いますが...)
だから、将来的に全種目ではなく、個別の種目に集中するようになったら、いつの日か名前のつく技が生まれるかもしれませんね。ともみらは密かに楽しみにしています!
おそらく年齢的に " 6種目 " は厳しい と判断した時に、種目を絞ることができるなら、実現する可能性が高いと思っています。
あれだけのセンスをもった選手ですからね。内村選手であれば、鉄棒での技にチャンスがあると思っています。
すごい " 特殊能力 " があるとしましょう!
白井選手の床の技の代名詞でもある " 4回ひねり " を 遥かに超えてしまう " 5回ひねり " だけが異常に得意だったとしましょう。
もうよくわからん " 地球外生命体 " みたいな人がいて、技の名前に " こだわり " があったしましょう。
おいらは" 巻き巻きタイフゥ~ン " とかつけたいなぁ~
とか思っても名前をつけることができないのです。
まあ、名前も適当すぎると許可できないと思いますが・・・
わかりやすく言うと、骨董品屋で 名刀 と言われる 刀 よりも、遥かに形も切れ味も輝きなどもあり、全てが素晴らしい 刀 があったとしても、展示会 などに 出品できなければ、世の中では 名刀 と呼ばれることはないのです。ちょっと違うかな・・・まあ、そんな感じです。
東京オリンピックへの考察
本当に " 世代交代 " はあるのでしょうか?
確かに10月から始まる " 世界体操 " は、新しい顔ぶれです。
でも、それは 日本のレベルが高い からです。
社内人、大学生がメインになるでしょうが、実は高校生にも良い人材がいるのです。
あと 1 年 の間に、若い人は飛躍的に伸びたりしますよね。
だから、代表選考がとても楽しみです。
世代交代については、いろいろな意見もあるでしょう。
ただ、ともみらが考えるには、内村選手は代表に入ってくる と考えています。
理由としては、
- ・東京オリンピックが " 集大成 " でモチベーションが高い!
- ・年齢は " 31歳 " となるが、いままでの国際経験が半端ない。経験が大事!
- ・オールラウンダーだが、スペシャリストの能力もある!
- ・地元(日本)開催だが、世界中にファンが多い。ホーム感が力になる!
- ・オーラが違う!何とかしてくれるような気がする!
- ・技術的には世界のトップレベル!
- ・敵は年齢による衰えがあるが、何とかしてくれるのがキング!
という考えです。
2020年の東京五輪では " 1チーム は 4人 " となりますが、団体メンバーはどうでしょうか。
ともみらが考えるメンバー構成としては、
2.萱和磨 (内村に次ぐオールラウンダーで切れ味するどい演技は必見)
3.谷川航(兄)(着地が強く、跳馬の技は世界レベル)
4.?
内村選手が代表に戻ってきてくれることも楽しみなんですが、実は 4 人目の選手が誰になるかも楽しみです。
普通に考えると、内村選手を倒した " 谷川(弟) " 選手 が入るでしょうが、ともみらは、今の 大学生 や 高校生 に良い選手がたくさんいるので、熾烈な代表争いに勝って、オリンピックに誰が入ってくるのかが、今から楽しみなんです。
さらに、東京オリンピックでは、" 種目別枠 " が " 最大 2 人 " 出場できるということで、" スペシャリスト枠 " と言えば、わかりやすいと思います。
日本にも " 世界でメダルを狙えるスペシャリスト " がいます。
種目別で出るとすれば、
- ゆか:白井健三選手(言わずと知れた " 床 " のスペシャリスト)
- あん馬:亀山耕平選手 (知る人ぞ知る!あん馬のスペシャリスト)
- つり輪:ちょっと難しいかも。外国人のパワーが半端ないって!
- 跳馬:米倉英信 選手(跳馬で自分の名前のついた技を持っている)
- 平行棒:ちょっと難しいかも。中国に絶対王者がいてレベルが違う!
- 鉄棒:宮地 秀享選手(鉄棒で自分の名前のついた技を持っている)
4種目では、かなりのスペシャリストがいます。このあたりのメンバーに注目してもらえると楽しいと思います!
皆さんも、自分の好きな競技について、幅広い視点で代表選手を考察してみると楽しいですよ。
経験も大事ですが、その時の勢いだったり、運だったり、想像できないことが起こる可能性もあります。
だから、スポーツはドラマが生まれるのですね!
だからこそ楽しいのです。
オリンピックまでを楽しもう!