ともみらです!
今日のテーマは、『作るより使うという思考で超簡単に価値あるエンジニアを目指せ!』
IT業界に入って仕事をしたい! と思う人はたくさんいらっしゃいます。
現在はとにかくエンジニア不足です。逆を言えば「チャンス」なのです。
これから「IT業界を目指したい初心者」や「エンジニアになりたい」という夢を持ちながらも、日々、何をすれば良いのか自問自答しながら、悶々としている若い方も多いのではないのでしょうか?
今回のテーマは、IT業界に憧れはあるものの、どのような方向に進んでいくかに悩まれている方への有益な情報を提供できればと思います。
IT業界を一言で表すならば、とてつもなく幅広い範囲となります。その中で、自分が何をやりたいのかが「一番重要」とはなりますが、なかなか自信満々に話せる人は少ないのではないでしょうか?
コツコツ地道にやりたい人もいれば、とりあえず飛び込んでみるという人もいるはずです。
どれも正解があるわけではありませんが、時代の流れとともに、IT業界も移り変わってきています。
今回のテーマから、どのような思考で考えていくのが良いのかをお話ししていきます。
エンジニア歴は 20年となり、今では『 板ばさみが似合う笑顔の中間管理職 』になるべく奮闘中です!
ともみらブログを運営しています。『楽しみ』を追求し、お得な情報を共有できるよう『役立つ情報』、『わかりやすい IT 情報』、『夢の不労所得を目指すFXや仮想通貨の情報』をメインとし、その他にも楽しい情報を発信していきたいと思っています!
この情報が少しでも有益な情報になれれば幸いです!
1.IT業界の範囲を考えよう!
皆さんは、「IT業界」というとどのようなイメージをお持ちでしょうか?
例えば
- プログラマー
- システムエンジニア
- Webエンジニア
- Webデザイナー
- インフラエンジニア
- IoTエンジニア
- ゲーム系エンジニア
- AIエンジニア
- クラウドエンジニア
- セキュリティエンジニア
- ITサポート業務(社内)
- カスタマーサポート(技術・トラブル対応)
- トレーナー(ExcelやWordなど)
ほんの一例ですが、もっと沢山あることでしょう。特にAIエンジニアなんかは最近のトレンドでしょうね。
職種もバラバラなら、給料だって全然違います。
ヒット商品次第ではね!
プログラマーであれば、まずは何かしらの「プログラミング言語」ができなくてはいけませんし、システムエンジニアであれば、「業務を理解」していなければなれません。
ハッカーではない!
インフラエンジニアは、「サーバ」や「ネットワーク」、「データベース」など幅広い知識が必要です。最近ではクラウド利用が多いので、クラウドエンジニアという方がピンとくるかもしれません。
サポート業務にしても、いろんな「アプリケーションのサポート」もありますし、パソコンのサポートであれば、「オペレーションシステム(Windows とか Mac とか Linux とか)」の違いもあります。
トレーナーの仕事であれば、日々、「資格を更新」していかないといけません。例えば、「Excel」や「Word」の最新版を指導してもらうのに、その資格を持っていなかったら、誰も教えてもらいに来ませんよね?
PC起動して!じいちゃん立上がる!(実話)
一言で「IT業界」と言っても、相当に広い範囲となるのです。
では、その中であなたは何をしたいのですか?
え?おいら?何?
この質問を若手にすると、とりあえず〇〇になりたいという返答が、とても多いのです。それは単なる憧れだったり、トレンドだったりからくるものなのでしょうが、自分の将来なりたい方向性ぐらいは決めておくべきでしょう。
大物感を出すことではない!
2.昔と今のITトレンドの違いを見極めよう!
ITの進化は目覚ましいものがあります。いつまでも昔にこだわっていてはいけません。
あっという間に化石になってしまいます。
ともみらは「ITインフラエンジニア」をしていますが、専門は主にサーバーエンジニアの経験を積んできました。
昔から、いろいろ仕事をしてきましたが、2015年から クラウド環境(Amazon Web Services ※以下、AWSと呼ぶ)を利用してからは、考え方が 180度変わりました。
昔は、物理サーバーを購入し、メモリとかディスクとかを自分で組み立てて、寒いサーバールームの中で自分で設置して、インストールCD入れて設定していました。
ネットワーク機器にも繋がないといけないので、LANケーブルなんかも自分で作成したことがあります。
とにかく自分で何でもやらなければならないのです。
また、トラブルや故障した時は深刻です。物理的に壊れるとすぐには直せません。業者を呼んで、見てもらって、交換して、ユーザ部門に文句を言われて・・・そして精神的に病むという感じです。
夜も監視しているメンバーから何かあると、緊急コールで電話があります。安心して寝ていられませんよね。
戦いの日々は続く・・
それくらい昔のエンジニアは大変だったのです。
では、今はどうなのでしょうか?
今や、あの「銀行」でさえも「クラウド」を利用する時代となりました。
一昔前では考えられません。クラウドを利用する場合、どこのデータセンターにサーバーを置いているのか教えてくれません。どこにあるかもわからない場所に大事なデータを置くのは大丈夫なのかということで、2015年当時、自社のクラウド導入の担当していた時は説明が大変だったのを覚えています。
(上司)大丈夫?(おいら)だぁひぃじょぉ~ぶっすぅ
今では、三菱UFJ銀行やソニー銀行など、続々とクラウド環境を利用する時代となったのです。
でも疑問を感じませんか?
どこにデータがあるかわからないのに大丈夫なの? セキュリティは大丈夫なの?
そのような疑問が出てくると思いますが、結論を言えば大丈夫です!
まず、この固定概念(クラウドは危険、自分のところのデータセンターが安心)を打ち破りましょう!
クラウドは、様々なセキュリティの認証を取得しています。特に一番厳しい金融系の認証も取得しています。一方、自分でその認証をすべて取得できるかといえば、ほぼ不可能ですよね。セキュリティが高いからこそ、クラウドを利用すべきなのです!
データがどこにあるかわからないじゃないか?というところですが、こちらも大丈夫です。データは日本のどこかのデータセンターには必ずあります。
えっ?日本のどっか?そんな曖昧で大丈夫かと思われるでしょうか。クラウド業者はデータセンターの場所は決して教えてはくれません。
サポートに確認したところ、日本のデータセンターを利用しているという回答でした。私の会社ではその回答で十分でした。
クラウドは、いくつものデータセンターを利用しているので、「冗長性」や「可用性」を高めていて、「バックアップ」も万全です。
「セキュリティ」も万全で「データ保全」もできる。銀行なども参入しているのは、自前での物理的な設備投資に限界がきているのです。
だから、クラウドを利用することにより、物理的な部分は考えなくて良くなるのです。
そうすると、故障してもこっちで面倒を見なくて良くなるからですね。運用がとても楽になりますし、夜、頻繁に電話が掛かってくることはありません。
やっとゆっくり寝むれるなぁ~
昔と今を比べて、「いやいや、僕は昔のように泥臭くいろんなことをしたいんだぁ~」という人は、完全に時代遅れですし、そのような仕事は段々と減少していきます。
ともみらは「ITインフラエンジニア」をしていますが、サーバやネットワーク、データベースなどのエンジニアをこれから目指すのであれば、昔のITの知識のすべて覚える必要なありません。必要なところを見極めましょう。むしろ、クラウドエンジニアを目指し、AWSの勉強をするべきです!
クラウドエンジニアは、過去のブログ記事を参考にしていただくと嬉しいです。
3.作るより使うという思考を持て!
本日のテーマである「作るより使うという思考」とはどのようなことなのでしょうか?
現代は「クラウドファースト」の時代です。
何をやるにも、まずは「クラウド」を利用することを一番に検討します。
そうするとどのようなことが起こるのでしょうか?
今、1台サーバを構築するということをイメージしてみましょう。
デスクトップPCのデカいやつみたいな
昔であれば、業者に物理サーバーを注文し、データセンターに物理サーバーが納入されてからの作業となるので「一か月以上」 はかかるでしょう。
サーバーを運んで!
部品をつけて!
慌ててケーブル引っ掛けたりね。
ぐったりする・・みたいな
でも、クラウドを利用すれば、「30分くらい」 で1台構築できてしまいます。
しかも「超簡単」!
ポチポチポチっとしながらできてしまいます。うちの生意気盛りのムスメちゃんでもできます。
AI 君がやってくれる日も近いかも!
そんな簡単なら、クラウドエンジニアの価値なんてないんじゃないの?って疑問だと思われる人もいるのでしょうが、それは大きな間違いです。
簡単に作れるようになったからこそ、今度はどのように効率化して、セキュリティを高めて、どのように組み合わせていくのかが、「エンジニアの腕の見せ所」なのです。つまり、これは「価値のあるエンジニア」と言えます。
特に一番大事なところは、どのように組み合わせるか?というところです。クラウドには様々なサービスがあります。それをどのように組み合わせて利用し、最高のパフォーマンスを発揮させるかというスキルが必要となってくるのです。
だから、「僕はサーバーが構築できます」という人よりも、「このサービスや仕組みを組み合わせて業務時間を半分にします」っていう人の方が数倍も価値があるのですね。
また、プログラマーを目指す方であれば、興味深い記事を見つけたので紹介します。
「本来はとても面倒な処理のはずなのに、こんなに簡単にできていいのだろうか」という戸惑いだ。ほんの数行のプログラムでやりたいことができてしまう。プログラムの中では、やりたいことを指定してライブラリーを呼び出しているだけだ。
しかも、Pythonではたいていの用途に対してライブラリーが用意されている。プログラミングで何かやりたいことがあった場合、Pythonであれば簡単に実現できる。掛け値なしに「かゆいところに手が届く」という感じだ。
こうした感覚は、他の言語ではほとんど体験したことがない。
本内容は有料記事になりますので、すべては見れませんが、記事を全文読ませていただいた感想では、実際にプログラムをされていた方でも「Python」から受けた衝撃が大きく、とにかく「Python」には、便利なツールやライブラリーが充実しており、その便利なものを利用して更に便利になっていくという好循環な流れになる というものでした。
つまり、プログラミング知識がなくても、利用したいライブラリーは既にあるのだから、それを使えばいいでしょうというで、それを一から作る必要な無いということです。
それじゃあ技術者が育たないというでしょう?
その通りかもしれません。ただ、既にやりたいことができるライブラリーがあるのに、それを「また作る」というのは時間の無駄だし、価値がありません。
一から学びたいんだという人を否定しているのではありません。それも大事なことです。
ただ、時代の流れに合わせて、既にあるものを有効利用していくという発想で、時間短縮や効率化ができるなら、空いた時間は、あなたのやりたい時間に確保できるではありませんか。
ともみらはプログラムは書きませんので、何で、Python言語の話をしたのだと思われる方もいるかと思いますが、思い出してください。クラウドの話も同じではありませんか?既にあるサービスを組み合わせてやれば良いのです!
全く考え方は同じですよね! 何の業種にも適用できると思っています。
この思考を身につけることで、楽して、効率化や時間短縮ができ、運用の負荷が減り、あなたのやりたいことができる時間が確保できるのです。その分、給料も上がる可能性だってあるのですから。
3.まとめ
では、まとめていきましょう!
今日のテーマは、『作るより使うという思想で超簡単に価値あるエンジニアを目指せ!』
作るというより使うという発想とは?
- 既にあるのに 一から作らない! (時間の無駄)
- 今あるサービスを組み合わせる!(時間の短縮、品質の向上)
- 楽すること!(効率化)
既にある有益なものは利用しなくては損です。それをあなたが作ったとしても価値は全くありません。自己満足の世界です。
クラウドがメインとなっていく時代では、様々なサービスが日々、出てきます。
本当にいつの間にか「こっそりリリース」されているサービスもあるのですから驚きです。それほど流れが早いということでしょう。
それらの様々なサービスを把握し、どのように組み合わせて利用するのか、利用できるのかという視点でのエンジニアを目指していくことが非常に大事です。
これから「IT業界」を目指す方は、特に「作るより使うという思想」を身につけるべきです。
そうしないと、あなたが何か一つ作っている間に、他の人はいろいろ組み合わせて100ぐらい大差をつけられているかもしれませんよ。
ともみらは、会社では「IT部門の管理者」として採用も担当しています。このような考え方の若者にまだ出会えていません。
何となく〇〇になりたいんです・・・という人は、ここまでブログを読んでくれた方だったらわかると思いますが、何の価値もないエンジニアになってしまいます。それだったら、まだ、「とにかくIT業界は初心者で良くわからないんですが、いろんなサービスを組み合わせて、効率化して、時間短縮して、最高のパフォーマンスが出したい」って言ってもらえれば採用に近づくのではないでしょうか。
【超簡単】作るより使うという思想で超簡単に価値あるエンジニアを目指せ!